日本初の「ゴールドカード」と呼ばれているのは、1980年に発行された「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」です。しかし、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(日本支社)による一般カードが登場するのは、その3年後。つまりゴールドカードが一般カードよりも先に発行されたのです。そのぶんアメリカン・エキスプレスのゴールドカードは、当時年収が1000万円以上でなければ取得できないとされ、まさに持っているだけでステイタスでした。
それに刺激されたかのように、日本の銀行系カードにも「ゴールドカード」が次々と登場。それでも「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は海外サービスで強いカードと評され、他のゴールドカードよりもワンランク上の価値観を維持していました。しかし、1990年代のバブル期の日本では、年収や年齢といった審査基準が次々と緩和。ある一定の条件さえ満たせば、誰もがゴールドカードを持てるようになり、かつての輝きを失っていったのです。
また同時期、主に大学生向けに「ヤングゴールカード」なるものが登場。サービス内容は一般カードより少しだけラングが上というものでしたが、学生にとってはステイタス。そのうえ、卒業後、社会人になった段階で各社それぞれの「ゴールドカード」に移行できるシステムもあったため、ゴールドカードはますます増加することに。バブル崩壊後の頃には「この世の中には、ゴールドよりの上のプラチナカードなるものがあるらしい」という噂が巷で飛び交うことになります。
基本的にいずれもカードの表面が金色であることはほぼ共通しています。最もポピュラーなプレミアムカードでもあるゴールドカードは、提携カードも多く、その種類は意外と豊富です。
一般カードでは決して体験することができないワンランク上のサービス内容は、まさにゴールドカードの証し。カード会社や種類によって、様々な特典が用意されています。
かつては高嶺の花だったゴールドカード。そのため手にするのは極めて困難だと考えてはいませんか。実はここ数年ゴールドカードは比較的取得しやすくなっているのです。
一般的なカードと比べて高額だといわれるゴールドカードの年会費ですが、実際はピンキリ。大切なのは自分が必要とするサービス内容に見合った金額かどうかのようです。